トムマック（1984年生、母ピエールプレシユーズ）

トムマック（1984年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時17歳）と交配したピエールプレシユーズが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦4勝2着6回、地方9戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の’88ダービージョッキーズステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

3月1日、デビュー戦は南田美知雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で南田美知雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南田美知雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南田美知雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ヤングイングランドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中6週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったダイナポセイドンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中6週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、スーパーチャンスに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヨシダアポロに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（1988年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は南田美知雄騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南田美知雄騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアサクサステータスに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月7日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモガミドリームにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた16戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’88ダービージョッキーズステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサカエクインビーに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月30日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサンキョウセッツをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（1989年）

1月22日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず4着に敗れた。

5月28日、中4週で迎えた25戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’89ダービージョッキーズステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リキマサルにハナ差交わされて2着となった。

6月18日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の万座特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月29日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた28戦目は、R.コクレーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、勝ったモリキサキにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6歳（1990年）

1月15日、中3週で迎えた30戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月31日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 曇/重）に出走。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた34戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、赤城山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバロネツトから2馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中4週で迎えた35戦目は、スプリンターズ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた36戦目は、甲州特別（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1991年）

2月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた37戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月20日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた38戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったパワフルガイから4馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた39戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた40戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。