エイシンデルター（2001年生、母エイシンワンダフル）

エイシンデルター（2001年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ文字」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時10歳）と交配したエイシンワンダフルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年のすすき特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月20日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3歳（2004年）

12月27日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンフーチェンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2005年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田順一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミラクルコジーンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田順一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインスタイルに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月25日、中4週で迎えた7戦目は、キッコロ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったネバーフューチャーから3/4馬身差の2着となった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の一般C10（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピージャーナルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月29日、連闘で迎えた9戦目は、一般C10 12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロドリゴセンプーに2馬身半の差をつけて制した。

7月29日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、納涼特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミノノティアラに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月2日、中4週で迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、CJシリーズ第9戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローレルガーランドに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、すすき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミチノククイーンに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般B6（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

5歳（2006年）

2月24日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、岐阜信用金庫ムーミン杯2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンキツリンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月16日、中6週で迎えた15戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般B3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた16戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般B3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた17戦目は、一般B3（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。