ライズライン（2011年生、母イージーラヴァー）

ライズライン（2011年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時7歳）と交配したイージーラヴァーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は土井牧場。2015年のシアンモア記念(地方重賞)に勝利した他、2014年の岩手ダービーダイヤモンドカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大久保和夫によって220.5万円で落札された。

千葉幸喜厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2013年）

6月23日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は453kg。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキモンクイーンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたラブバレット決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた4戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったプレイアンドリアルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月21日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラブバレットに2馬身半の差をつけて優勝

11月17日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のラブバレットをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

3歳（2014年）

1月5日、中6週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったラブバレットに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’14雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月4日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシグラップロードに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月2日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシグラップロードに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月13日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のブラックヘブンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月13日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、神無月特別（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったブラゾーハリーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のリュウノワンをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

11月24日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（8戦4勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクロワッサンに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2015年）

1月12日、中2週で迎えた17戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（9戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったキモンレッドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中5週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

4月11日、中5週で迎えた19戦目は、地方重賞の赤松杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞のシアンモア記念（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（11戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のフジノフェアリーに3馬身の差をつけて優勝

6月7日、中3週で迎えた21戦目は、地方重賞の早池峰賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（12戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、デュアルスウォードにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月5日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の岩鷲賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（13戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた23戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた24戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

11月8日、中5週で迎えた25戦目は、地方重賞の絆カップ（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（14戦6勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の北上川大賞典（水沢ダート2500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（15戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のコミュニティに3馬身の差をつけて優勝

12月31日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（16戦7勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2016年）

4月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた28戦目は、地方重賞の赤松杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（17戦7勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた29戦目は、地方重賞のシアンモア記念（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（18戦7勝）。6頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナムラタイタンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月4日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた30戦目は、七夕特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（19戦7勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメテオライトをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

7月30日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた31戦目は、地方重賞のすずらん賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（20戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のツクバコガネオーに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月11日、中5週で迎えた32戦目は、地方重賞の青藍賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（21戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた33戦目は、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（22戦9勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の絆カップ（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞の北上川大賞典（水沢ダート2500m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（23戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6歳（2017年）

3月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

5月7日、中7週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた37戦目は、M1のシアンモア記念（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（24戦9勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、エピファネイア・プレミアム（門別ダート2000m 曇/良）に出走。5頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7歳（2018年）

4月25日、約9か月の休み明けで迎えた39戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月4日、中9週で迎えた40戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトワールピサ・プレミアム（門別ダート1800m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。