ショウナンパンサー（2016年生、母ダイアゴナルクロス）

ショウナンパンサー（2016年2月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+黒豹」。毛色は鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時18歳）と交配したダイアゴナルクロスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の神奈川新聞杯(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、国本哲秀によって4,104万円で落札された。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月1日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月15日、連闘で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリエイトザライフに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2019年）

1月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたキンゲン決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

5月25日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川須栄彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったローザノワールに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で川須栄彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川須栄彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

9月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったキクノフェリックスにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のブルーコンパクタに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

4歳（2020年）

2月22日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、サンライズナイトに交わされて3馬身差の2着となった。

3月14日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの瀬戸特別（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた20戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの洲本特別（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月11日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウインレフィナード決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサクラトゥジュールをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

12月20日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのサンタクロースハンデキャップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に敗れた。

5歳（2021年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（12戦1勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた28戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月4日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2022年）

1月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2022年4月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。