コウエイブリザード（2001年生、母コウエイカスケード）

コウエイブリザード（2001年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋吹雪」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したコウエイカスケードが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦6勝2着4回。2004年の北関東オークス(牝地方重賞)で2着に入った他、2005年のビューチフル・ドリーマーカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

一倉昌行厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（2003年）

11月30日、デビュー戦は久保田政弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦の駿馬7（高崎ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒサをクビ差制して初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

1月31日、中8週で迎えた2戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の北関東クイーンカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月18日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の若駒賞（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田政弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシアターをハナ差制して2勝目をつかんだ。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で久保田政弘騎手（5戦2勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のビューティフルトロフィー（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保田政弘騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の若駒賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保田政弘騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファイヤーアロンに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月26日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の北関東オークス（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で久保田政弘騎手（8戦3勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイニングマミーから半馬身差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、残暑特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で久保田政弘騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、菅沼特別（高崎ダート1900m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタキシードフェアーからアタマ差の2着に甘んじた。

9月12日、中1週で迎えた12戦目は、初秋特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワバンカーをハナ差制して4勝目を獲得した。

10月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の奥利根賞（高崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（11戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた14戦目は、黒松特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（12戦4勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、立冬特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（13戦4勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、渡良瀬特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2005年）

4月9日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエルマタドールをクビ差振り切って5勝目を奪取した。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るチュードサンデーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って6勝目をつかんだ。

5月3日、連闘で迎えた20戦目は、緑風賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた21戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月20日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、ねむの木賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定オープンのエレガンスカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月30日、中1週で迎えた25戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、賞金ハンデレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイワマジックを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中3週で迎えた26戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた28戦目は、岩手日報杯（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウカイタイトルを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月5日、中3週で迎えた30戦目は、秋嶺賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた31戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。