アイファーウエスト（2010年生、母ファッションモデル）

アイファーウエスト（2010年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチレオン（当時6歳）と交配したファッションモデルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦15勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のジョッキーズバトル洋一カップ第1戦(B1)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

7月28日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4歳（2014年）

7月12日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月24日、中5週で迎えた5戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカツノセカンドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月30日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニチドウレパードに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、連闘で迎えた7戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったカツノセカンドに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月14日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケショウレーブに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月14日、中3週で迎えた9戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、堀未央奈生誕記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイーグルターゲットに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジヤマテスラに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は塚本弘隆騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウエスタンブラボーを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月7日、中2週で迎えた12戦目は、土佐備長炭特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウォーターサムデイを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

12月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリワードランフォスに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、初夢特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた15戦目は、土佐のきんとき芋特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイゴヒリュウに3馬身の差をつけて8勝目を収める

1月21日、中0週で迎えた16戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は塚本弘隆騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカイシュウウルフに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、立春特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアムルミエールに5馬身の差をつけて10勝目を達成した。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、植物の宝庫横倉山特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（9戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したダイゴヒリュウにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、しまね産和牛肉特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワールドハンターに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月28日、中3週で迎えた20戦目は、城山公園特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（11戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のノヴェッロに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月11日、中1週で迎えた21戦目は、いたどりの炒め煮特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（12戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のイチエイオウジに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月29日、中2週で迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーズバトル洋一カップ第1戦（高知ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカツノセカンドを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月6日、連闘で迎えた23戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（13戦10勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレオアクトレスを強烈な末脚で半馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

6歳（2016年）

1月17日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、金柑特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた25戦目は、高知城梅の段特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（14戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた26戦目は、しっとの炎特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた27戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般A5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、島崎遥香生誕特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた30戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた31戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（15戦11勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したペプチドキングモアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた32戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の福永洋一記念（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。