アイアムルミエール（2011年生、母アイアムジュエル）

アイアムルミエール（2011年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋光（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時19歳）と交配したアイアムジュエルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦9勝2着9回。主な勝ち鞍は2015年のファイナルレース(一般B4)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月28日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

12月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3歳（2014年）

2月2日、中5週で迎えた3戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオールラウンドに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るグローバルチェンジをクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

3月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンチャンターを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エンチャンターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた8戦目は、チャンバラ貝特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、サイモンリッターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、祝!山崎陽輝誕生特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サーターアンダギーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月1日、中4週で迎えた10戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアマクサに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月29日、中2週で迎えた12戦目は、安田川特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のジャストテイクワンを3/4馬身振り切って5勝目を奪取した。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、木下智史特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミハタテキーラにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月2日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（12戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えてあっさりと抜け出し、最後は2着のワールドブルーに3馬身の差をつけて6勝目を手にした。

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、土佐海援隊特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で赤岡修次騎手（13戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ムーンライトリリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で赤岡修次騎手（14戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、土佐和紙特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で赤岡修次騎手（15戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のワールドブルーに2馬身の差をつけて7勝目をマークした。

4歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた19戦目は、木下智史特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で赤岡修次騎手（16戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

1月21日、中0週で迎えた20戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で赤岡修次騎手（17戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ウェイアヘッドにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、立春特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は19戦連続で赤岡修次騎手（18戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったアイファーウエストに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、植物の宝庫横倉山特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で赤岡修次騎手（19戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた23戦目は、入田ヤナギ林菜の花まつり特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は21戦連続で赤岡修次騎手（20戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で赤岡修次騎手（21戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のバウンサーに4馬身の差をつけて制した。

4月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、朧月特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は23戦連続で赤岡修次騎手（22戦8勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナガラブレーブに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた26戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた28戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カミノネガイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月27日、中2週で迎えた29戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般B5（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた30戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた31戦目は、一般B5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（23戦8勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月29日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（24戦8勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のディーエスマインドに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月22日、中2週で迎えた33戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、秋の七草特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた34戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（25戦9勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。