ティアップサンダー（2012年生、母アイラシンガー）

ティアップサンダー（2012年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷鳴」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時16歳）と交配したアイラシンガーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月9日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月28日、中6週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

3歳（2015年）

2月14日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月22日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月19日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたウサギノカケアシ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月1日、中7週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンコスモを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、韋駄天賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトチノマリリンに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月15日、中3週で迎えた12戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサウスヤクモを3/4馬身振り切って制した。

4歳（2016年）

1月3日、中2週で迎えた13戦目は、駿逸賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエースヴィクトリアを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中3週で迎えた14戦目は、砂嵐賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月4日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、流れ星賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月21日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、快速賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のサマーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた18戦目は、ポイント、ツイてる!楽天競馬賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月7日、連闘で迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、津久井商工会青年部50周年記念杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた20戦目は、よみうりランドジュエルミネーション賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウカイガンバをクビ差振り切って勝利をモノにする

11月22日、中2週で迎えた21戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、山茶花特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた22戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦3勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたダイワイマージュ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた23戦目は、十人十色の予想士軍団賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた24戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月8日、中7週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6月1日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月4日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6歳（2018年）

1月7日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた31戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた15頭をごぼう抜きし、最後は2着のナムラカブトに2馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

6月24日、約5か月の休養明けで迎えた32戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

11月10日、約4か月半の休み明けで迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

12月26日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、’18メトロポリタンディセンバーカップ競（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はナイキアドヴァンスと並んで2着同着となった。

7歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた35戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

6月9日、約5か月の休養明けで迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

9月16日、約3か月半の休養明けで迎えた37戦目は、3歳以上2勝クラスの1999メモリアルエルコンドルパサーカップ（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月9日、中7週で迎えた38戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦3勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月1日、中2週で迎えた39戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

8歳（2020年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた40戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月13日、約3か月半の休養明けで迎えた41戦目は、3歳以上2勝クラスの三浦特別（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。