ウィッシュパール（2004年生、母オースミジュエリー）

ウィッシュパール（2004年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パールの願い」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時8歳）と交配したオースミジュエリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦1勝2着5回。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月23日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

3歳（2007年）

9月29日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた4戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた5戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月14日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた7戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川浩一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般E8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川浩一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた10戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川浩一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般E9（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川浩一騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、オクラにソルゴー特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた13戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、飛翔タカノ壮行特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた14戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンターカノンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般E10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川浩一騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプレシュウズを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般E10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナイトサンタンダーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリワードファントムを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた19戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、ウォーターダグ号特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月20日、中7週で迎えた21戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川浩一騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた22戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川浩一騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般E6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川浩一騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒロノヒメに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた24戦目は、午年より感謝特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川浩一騎手（9戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般E5（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川浩一騎手（10戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジヤマラミレスに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮川浩一騎手（11戦1勝）。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた27戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川浩一騎手（12戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。