ヤマニンブースター（2007年生、母ヤマニンカーニバル）

ヤマニンブースター（2007年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋後援者」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時17歳）と交配したヤマニンカーニバルが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方21戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

5月30日、中9週で迎えた3戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールデンブロンドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウメニウグイスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリティエンジェルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた10戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンアリデッドに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、白川郷特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたカープ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中2週で迎えた12戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒルノリシャールに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2011年）

2月3日、中6週で迎えた13戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキフジンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月17日、中5週で迎えた14戦目は、節句特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセンダビンチに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグッドプレイヤーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月18日、中4週で迎えた17戦目は、キリン一番搾り杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月8日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったオトコナカセにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月14日、中4週で迎えた19戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた20戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（13戦6勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた21戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（14戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリンドドレイクを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて7勝目をゲットした。

5歳（2012年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉井友彦騎手（15戦7勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉井友彦騎手（16戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったドリームメロディに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた24戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で吉井友彦騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月12日、中6週で迎えた25戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で吉井友彦騎手（18戦7勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた26戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で吉井友彦騎手（19戦7勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた27戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で吉井友彦騎手（20戦7勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。