コンピエーニュ（2018年生、母マリーアルーア）

コンピエーニュ（2018年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの城の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアンライバルド（当時12歳）と交配したマリーアルーアが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンシャイン牧場。主な勝ち鞍は2021年のピュアシューター牧全賞(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月22日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

3歳（2021年）

2月20日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、安平町「ときわ公園」賞（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ペイシャセイントに3/4馬身交わされて2着となった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、レイワミノルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、ピュアシューター牧全賞（門別ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダリアテソーロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中2週で迎えた7戦目は、一般C4-1（門別ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月1日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4歳（2022年）

4月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、エンレイソウ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフォーピンクカフェに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

4月28日、連闘で迎えた10戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、スイセン特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したギャラントマナーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5月12日、中1週で迎えた11戦目は、アドマイヤムーン賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスダワールドを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。

5月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、タリスマニック賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた13戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ネジバナ特別（門別ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったブルーモンターニュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、クリエイター2賞（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルマブレイドを次元の違う末脚で半馬身差し切って4勝目を獲得した。

7月28日、中1週で迎えた15戦目は、ひがしかぐら花まつり特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた16戦目は、アニマルキングダム賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアルマブレイドを3/4馬身差し切って5勝目を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた17戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、道産小麦に麦チェン!特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったフライオールデイズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、伊藤忠エネクスHL北海道特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、クルードラゴンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、あっさぶメークイン特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、ポイント10%!楽天競馬特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクラウォーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、JBCデーはSPAT4で!特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワンダフルライフに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2023年）

5月8日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアポロモーリアンをアタマ差振り切って7勝目をマークした。

6月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた26戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド川崎第2戦（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るグローリアスメイを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりの実戦を制した。

6歳（2024年）

1月2日、中2週で迎えた28戦目は、凧揚げ賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ガルヴァニックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、フォルトゥーナ賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた30戦目は、春告鳥特別（浦和ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた31戦目は、アトロポス賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた32戦目は、アルテミス賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた33戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、フローラ賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。