ウメノシーボン（1983年生、母サツポロスター）

Umeno Seaborn

1983.05.07

ウメノシーボン（1983年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時9歳）と交配したサツポロスターが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地32戦6勝2着8回。1988年の金杯(ハンデG3)で3着に入った他、1987年のターコイズステークス(オープン 牝ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月13日、8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月26日、13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワサラゼンに3馬身半の差をつけて勝利を収めた。

11月23日、12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月14日、13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

3歳（1986年）

1月6日、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったアサヒエンペラーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月16日、4歳400万下のれんげ賞（中山芝2200m 外回り 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月19日、4歳400万下の新緑賞（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ドルサスポートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月4日、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月17日、4歳400万下の露草賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月8日、4歳以上400万下の襟裳特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月21日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月5日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、イブキディザイアーに3/4馬身交わされて2着となった。

7月26日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大塚栄三郎騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4歳（1987年）

5月16日、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で大塚栄三郎騎手。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月6日、牝馬限定の5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大塚栄三郎騎手。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウイルヘルミナをクビ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

6月28日、4歳以上400万下の十勝岳特別（札幌ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で大塚栄三郎騎手。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月11日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で大塚栄三郎騎手。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月16日、4歳以上400万下の北洋特別（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で大塚栄三郎騎手。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたボールドノースマン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月29日、4歳以上400万下の八甲田山特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で大塚栄三郎騎手。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミリオンキャスパーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月12日、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大塚栄三郎騎手。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーストスキーに4馬身の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

10月11日、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大塚栄三郎騎手。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビギンザビギンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月31日、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で大塚栄三郎騎手。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシオフネにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、ハンデ戦で4歳以上1400万下のノベンバーステークス（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で大塚栄三郎騎手。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月20日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で大塚栄三郎騎手。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したメジロフルマーに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（1988年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は21戦連続で大塚栄三郎騎手。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

1月16日、5歳以上1400万下の睦月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で大塚栄三郎騎手。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアサカツービートを半馬身振り切って勝利を収めた。

2月14日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のテレビ山梨杯（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で大塚栄三郎騎手。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月26日、牝馬限定の4歳以上1400万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で大塚栄三郎騎手。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月18日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で大塚栄三郎騎手。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6歳（1989年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で大塚栄三郎騎手。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

1月14日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は27戦連続で大塚栄三郎騎手。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたダイワサンディ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

1月28日、5歳以上1400万下の白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で大塚栄三郎騎手。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコクサイトリプルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。