タッチミーテンダー（1999年生、母スターグラフ）

タッチミーテンダー（1999年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したスターグラフが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はレースホース牧場（株）。戦績は、地方40戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の麻綿原特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

川島和美厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2002年）

8月2日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は523kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイティハニーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のササカザリに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月9日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のムサシマドモアに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセイエイカイソクに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の駒牽特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スルガジェントにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2003年）

1月3日、中1週で迎えた7戦目は、初詣特別（浦和ダート1600m 雪/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリミナルセンプーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月13日、中5週で迎えた8戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスピードケビンをハナ差振り切って6勝目を挙げた。

3月13日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1二イ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のスカイゴールドに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月1日、中2週で迎えた10戦目は、八丁湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キブロワイトに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月8日、中4週で迎えた11戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で繁田健一騎手（10戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月6日、中7週で迎えた12戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1390m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた13戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、トチノホマレに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のくろうま賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（11戦7勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（12戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマンリーポッケに2馬身の差をつけて制した。

10月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、野火止特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（13戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5歳（2004年）

5月4日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた19戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイタクポラリスに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、美の山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月12日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦の高麗川特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッセルフォンテンを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

7月30日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のアレキサンドライト特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた23戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた24戦目は、定峰特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた25戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、秋ケ瀬特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月8日、中3週で迎えた27戦目は、稲荷山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和博騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のグリーンヒルレッドをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2005年）

6月8日、約7か月の休み明けで迎えた28戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ポインタース賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた29戦目は、アルタイル賞（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた30戦目は、コメット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月31日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた32戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、オパール賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた34戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた35戦目は、秋嶺賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の沖波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定戦のカウントダウン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7歳（2006年）

1月20日、中2週で迎えた38戦目は、白富士賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた39戦目は、観梅賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（8戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月1日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた40戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は市村誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。