トライアンフトーチ（2000年生、母タップメロディー）

トライアンフトーチ（2000年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時12歳）と交配したタップメロディーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、地方22戦9勝2着3回。2004年の卯月オープン(A1以下ハンデ)で2着に入った他、2003年の戸塚記念(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

11月17日、デビュー戦は久保勇騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は479kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイブキスナイパーに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のティーケートロットに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

3歳（2003年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のウィンターフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保勇騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のフジノゲランに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の若駒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保勇騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で久保勇騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保勇騎手（5戦3勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保勇騎手（6戦3勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月23日、中9週で迎えた8戦目は、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保勇騎手（7戦3勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で久保勇騎手（8戦3勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイシノディグニティを半馬身振り切って4勝目をマークした。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で久保勇騎手（9戦4勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、夏雲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で久保勇騎手（10戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のチュウタイチョウに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月19日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で久保勇騎手（11戦5勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で久保勇騎手（12戦5勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4歳（2004年）

2月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦の猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で久保勇騎手（13戦5勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた15戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で久保勇騎手（14戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のロイヤルブライアンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月8日、連闘で迎えた16戦目は、春霞特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で久保勇騎手（15戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアロトレインに6馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

3月29日、中2週で迎えた17戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で久保勇騎手（16戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフリートブリザードに2馬身の差をつけて制した。

4月28日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの卯月オープン（川崎ダート1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は18戦連続で久保勇騎手（17戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、サクラハーンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、連闘で迎えた19戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で久保勇騎手（18戦8勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、’04スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で久保勇騎手（19戦8勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったダークスワンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月8日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の水無月特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で久保勇騎手（20戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イチコウエンゼルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で久保勇騎手（21戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキノアジュディに3馬身の差をつけて勝利をモノにする