キモンエンジェル（2009年生、母スノーペトレル）

キモンエンジェル（2009年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時13歳）と交配したスノーペトレルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、地方32戦6勝2着9回。2012年の鞆の浦賞(地方重賞)に勝利した他、2012年の福山王冠(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリエント牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、オリエント牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって367.5万円で落札された。

板垣吉則厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2011年）

9月25日、デビュー戦は斎藤雄一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したトチノチャームにクビ差届かず2着となった。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、エトセトラに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のシルクマイハートに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3歳（2012年）

1月20日、中7週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月17日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい最後はコスモアダムと並んで8着同着となった。

3月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったエーシンスイアブに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた11戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、ばら祭シリーズプリンセスふくやま（福山ダート1250m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったジャックから1馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャルニエールから1馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた13戦目は、父の日スプリント（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオオトリフクムスメをクビ差制してファンの期待に応えた。

7月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3二（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、「オープニングとく戦」（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヨドノブラボーに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月28日、中1週で迎えた16戦目は、日々草特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオオトリフクムスメから2馬身半差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた17戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、流れ星特別（福山ダート1250m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた18戦目は、一般B3二（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルダリアに半馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月9日、中2週で迎えた19戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の福山3歳牝馬特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた20戦目は、ふじばかま特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（7戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったケリーズラブから5馬身差の2着となった。

10月7日、中2週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の鞆の浦賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のアグリノキセキに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月29日、中2週で迎えた22戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、もみじ狩り特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンラヴィータに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、サフラン特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイユートルネードから3/4馬身差の2着となった。

12月2日、中2週で迎えた24戦目は、3歳地方重賞の福山王冠（福山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルプレジャーからクビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、おかえり!﨏畑雄一郎記念（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2013年）

1月3日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞の福山大賞典（福山ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡崎準騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた27戦目は、ふきのとう特別（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡崎準騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた28戦目は、寒木瓜特別（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（11戦4勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた29戦目は、福山・金沢・兵庫フレンドリー騎手交流第3（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた30戦目は、沈丁花特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡崎準騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた31戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のファイナルグランプリ（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた32戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。