スプリングタピアン（2002年生、母パーフェクトジェム）

スプリングタピアン（2002年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したパーフェクトジェムが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の清洲特別(500万下)。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

6月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、4着に入った。

8月7日、中5週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンライトゥンに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月9日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月5日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したヤマニンパンテールにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキシュウローズをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2006年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の浅草特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 雨/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキルシュワッサー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったタケデンノキボーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた15戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月18日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

7月28日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウイッチに1馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（7戦2勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（8戦2勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（10戦2勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったエイジアンウインズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6歳（2008年）

1月5日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（11戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋脩騎手（12戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石橋脩騎手（13戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた26戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた27戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったボストンゴールドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月9日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月16日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7歳（2009年）

1月18日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。