ロッソコルサ（2009年生、母ベラミカントリー）

ロッソコルサ（2009年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「赤＋競走（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時10歳）と交配したベラミカントリーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、地方38戦6勝2着5回。2012年のダービーグランプリ(地方重賞)に勝利した他、2012年の桐花賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大久保和夫によって577.5万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るステラーケイトを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のからまつ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3歳（2012年）

4月8日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアルサンボーイに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の七時雨賞（水沢ダート1900m 小雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のトーホクアローに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアスペクトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中5週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたコスモワイルド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中4週で迎えた10戦目は、桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の青藍賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したカミノヌヴォーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

10月28日、中5週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユウキタカラオーに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月25日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニシノファイターを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月31日、中4週で迎えた14戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネヴィントに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2013年）

4月15日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、森林林業日本一の町住田レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったバトルドンジョンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中9週で迎えた16戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、地方重賞の岩鷲賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ドリームクラフトに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中5週で迎えた18戦目は、地方重賞の桂樹杯（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞の青藍賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームクラフトを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2014年）

5月25日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、地方重賞のあすなろ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（11戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月9日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、初夏特別（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（12戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月6日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、地方重賞の岩鷲賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（13戦5勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月19日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、日高建設協会特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月2日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた25戦目は、’14プラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6歳（2015年）

1月10日、中2週で迎えた26戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、木下智史特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、小寒特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

1月25日、連闘で迎えた28戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた29戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、出井甌穴特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた30戦目は、沖ノ島特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

2月22日、連闘で迎えた31戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般Aイ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた32戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた33戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた34戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた35戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月24日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた38戦目は、Aiba苫小牧祭特別（門別ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮平鷹志騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた39戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮平鷹志騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた40戦目は、紅葉葵特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮平鷹志騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた41戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、ジャスタウェイ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた42戦目は、ホクレン「くるるの杜」特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた43戦目は、ハーツクライ・プレミアム（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。