タガノキングロード（2017年生、母アルーア）

タガノキングロード（2017年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+王の道」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時8歳）と交配したアルーアが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2023年の兵庫大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月8日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアルジャンナにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月5日、中3週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ショウナンマリオに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、アスターマリンバに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

3歳（2020年）

3月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたナムラゴロフキン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったキースローガンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月25日、中3週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウカズサに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

10月17日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったウインダークローズに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中2週で迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた13戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（2021年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アンセッドヴァウに半馬身交わされて2着となった。

4月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のシアトルテソーロを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

8月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた19戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

5歳（2022年）

4月24日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月1日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に終わった。

12月2日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したアキュートガールを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた26戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシバノレイワをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6歳（2023年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2 B1（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のディーグランデを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月31日、中6週で迎えた28戦目は、日本トーター杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナムラタタに1馬身1/4の差をつけて制した。

5月4日、中4週で迎えた29戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた30戦目は、大日本プロレスカップ（園田ダート1870m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホウオウエーデルに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月28日、中7週で迎えた32戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月16日、中6週で迎えた33戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

7歳（2024年）

1月2日、中6週で迎えた34戦目は、イグナイターに続け!2024初夢賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた35戦目は、姫路のラジオ局FM ゲンキ特別（姫路ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、陽炎特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。