キャニオンロマン（1994年生、母ミスフアピー）

キャニオンロマン（1994年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時22歳）と交配したミスフアピーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、地方24戦10勝2着2回。1997年の羽田盃(地方重賞)に勝利した他、1999年のフロンティアスプリント盃(地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

飯野貞次厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1996年）

12月26日、デビュー戦は吉井竜一騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のエルカーサテイオーに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1997年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチショウリに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のナイーヴアポロンをアタマ差制して負け無しの3連勝を決めた。

4月7日、中7週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサプライズパワーに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のサプライズパワーに3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

4歳（1998年）

12月23日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5歳（1999年）

1月2日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月10日、中5週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの5歳以上（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドヘッドに3馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月22日、中2週で迎えた10戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナショナルスパイに1馬身半の差をつけて優勝

4月15日、中2週で迎えた11戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（5戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

6歳（2000年）

11月9日、約19か月の休養明けで迎えた12戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、JA幕別町特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2001年）

1月17日、中9週で迎えた13戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（6戦5勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月1日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（7戦5勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインテリパワーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月17日、中6週で迎えた15戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（8戦5勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

9歳（2003年）

8月7日、約28か月の休み明けで迎えた16戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、Aiba浦河商店街特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャンハイブルースから半馬身差の2着となった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、静内町軽種馬生産振興会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタホマレに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月2日、中3週で迎えた18戦目は、門別町建設協会特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタホマレに2馬身半の差をつけて優勝

10歳（2004年）

6月10日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、サッカーボーイ賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のモミジイレブンをハナ差制して休養明け初戦をモノにした。

7月22日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた20戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の星雲賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12歳（2006年）

6月8日、約23か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた21戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた22戦目は、イーグルカフェ賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた23戦目は、アドマイヤマックス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（4戦3勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、スターオブコジーン賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。