スコペルタ（2011年生、母レーブドグランパ）

スコペルタ（2011年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したレーブドグランパが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は橋本牧場。2014年の’14スターバーストカップに勝利した他、2017年の短夜賞(ハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2014年）

1月9日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドサライに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームブレイクをハナ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の春光盃（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロイヤルトリニティに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月17日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したコスモフルハートを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月7日、中2週で迎えた7戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワイマージュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月22日、中1週で迎えた8戦目は、新涼特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘレニウムに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた10戦目は、3歳オープンの’14スターバーストカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダンスパフォーマーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2015年）

2月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、如月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（8戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートファミリアを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月12日、中3週で迎えた12戦目は、早春賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったサーマウントにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中5週で迎えた13戦目は、週刊ギャロップ新装刊記念（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた14戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦2勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（2016年）

1月22日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のトーセンサミットに1馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

2月18日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の駿麗賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（12戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月29日、中5週で迎えた17戦目は、スポーツニッポン花見月杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（13戦6勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた18戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（14戦6勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るノースカルロスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って9勝目を奪取した。

5月18日、中3週で迎えた19戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（15戦7勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの短夜賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたセンティグレード決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月27日、中4週で迎えた21戦目は、’16スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた22戦目は、ギャラクシー賞（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の金風賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（16戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（17戦7勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のジャジャンケンに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月8日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（18戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したアサヤケを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた27戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（19戦7勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレイディルアレナを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6歳（2017年）

6月20日、約6か月の休養明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの短夜賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤンキーソヴリンに6馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

8歳（2019年）

7月16日、約25か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦のひまわり賞（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

9歳（2020年）

5月8日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦のビッグチャンス特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（20戦7勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

2020年5月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。