ダイメイグリン（2011年生、母スパイシーキティ）

ダイメイグリン（2011年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時12歳）と交配したスパイシーキティが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方35戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2015年のパール特選(C1-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、渋谷健作から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、宮本孝一によって1,260万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

4月5日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月5日、中7週で迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハクユウデイジーにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

10月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のフェアリーフロスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカロミオベンに2馬身半の差をつけて制した。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブラボーデジタルに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2015年）

1月11日、中6週で迎えた9戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルピルグリムに8馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエッチャンダイスキに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月15日、中2週で迎えた11戦目は、オリオン座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたフェリックス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロードデュークをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

3月28日、中2週で迎えた13戦目は、ふたご座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、カンスタントリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中4週で迎えた14戦目は、おとめ座特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったワンダーストラに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、セレブレイトカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カンスタントリーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた16戦目は、パール特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカンスタントリーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

7月28日、中5週で迎えた17戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた20戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、池袋賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラッキーウィンダムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた23戦目は、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のジョイフルサンデーに1馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

12月20日、中3週で迎えた24戦目は、もみの木賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2016年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（9戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキョウエイヒーローに1馬身の差をつけて優勝

2月7日、中4週で迎えた26戦目は、初花月賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた27戦目は、陽春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカシノリデルをハナ差振り切って優勝

3月20日、中1週で迎えた28戦目は、長崎街道大村宿特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（12戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネルインプレスをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

5月1日、中1週で迎えた30戦目は、長崎街道黒崎宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（14戦8勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた31戦目は、ジェイド特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（15戦8勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた32戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、パール特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた33戦目は、長崎街道山家宿特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（16戦8勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた34戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（17戦8勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた35戦目は、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた36戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた37戦目は、BAOOカップ2016（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた38戦目は、長崎街道神埼宿特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた39戦目は、アイオライト特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。