ティードリーム（1984年生、母ヒヨウセツ）

ティードリーム（1984年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアラナス（当時19歳）と交配したヒヨウセツが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）設楽牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着3回、地方22戦5勝2着4回。1988年の七夕賞(ハンデG3)で2着に入った他、1988年の福島民報杯(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

阪本昭徳厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1986年）

11月27日、デビュー戦は佐々木洋一騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は475kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングサンから5馬身差の2着に敗北した。

12月6日、連闘で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木洋一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のギヤルソンに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1987年）

1月26日、中6週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木洋一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフエアーライズに3/4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月9日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木洋一騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月25日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦の朝顔特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木洋一騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木洋一騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビンゴライフに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のりんどう特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木洋一騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のトウインクルエイジ（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木洋一騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた9戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロケンオーに半馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋三郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月22日、中5週で迎えた11戦目は、グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋三郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイトクホーシヨウから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1988年）

3月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の小金井特別（東京ダート2100m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の狛江特別（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の春燈特別（東京芝2400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた15戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の麦秋特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のカネショウホーライに2馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

7月10日、中3週で迎えた18戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したコーセイにアタマ差届かず2着となった。

10月9日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したカイラスアモンにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月6日、中3週で迎えた20戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はクールハートと並んで6着同着となった。

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1400万下の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリンドギンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（1989年）

1月20日、中4週で迎えた23戦目は、5歳以上1400万下の迎春ステークス（中山芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上1400万下のテレビ山梨杯（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた25戦目は、5歳以上1400万下のブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は寺島祐治騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上1400万下の上越ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデG3の七夕賞（新潟芝2000m 外回り雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で寺島祐治騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は寺島祐治騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

6歳（1990年）

8月16日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた31戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のコバノリッチに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

9月11日、中3週で迎えた32戦目は、長月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川崎勝良騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた33戦目は、長月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川崎勝良騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

7歳（1991年）

4月16日、約7か月の休み明けで迎えた34戦目は、卯月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川崎勝良騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた35戦目は、皐月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川崎勝良騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた36戦目は、さつき賞（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川崎勝良騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた37戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川崎勝良騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサファリキャップから3馬身差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた38戦目は、水無月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川崎勝良騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた39戦目は、文月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川崎勝良騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた40戦目は、文月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川崎勝良騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミリオンハイラインからクビ差の2着に惜敗した。

8月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、サンシャインマイラーズカップ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川崎勝良騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。