ワガンセ（2019年生、母アルマク）
Waganse
2019.03.26
ワガンセ（2019年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「和顔施。穏やかに、にこやかにいること」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時8歳）と交配したアルマクが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻 牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。
経歴
デビュー前
西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2021年）
8月8日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。
9月18日、中5週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。
10月30日、中5週で迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。
11月14日、中1週で迎えた4戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたリンクスルーファス決め手に屈して半馬身差の2着となった。
12月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクアトロフォンテを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。
3歳（2022年）
2月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。
3月13日、中1週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。
4月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。
4月23日、中2週で迎えた9戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。
12月17日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。
4歳（2023年）
3月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、春興賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイクレセントに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。
4月11日、中3週で迎えた12戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットでジリジリと辛抱強く粘り込んで先頭に躍り出て、最後は2着のフーリッシュホビーに2馬身の差をつけて制した。
6月13日、中8週で迎えた13戦目は、梅雨明かり特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のソウルストライクに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
8月22日、中9週で迎えた14戦目は、立秋特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ナニハサテオキに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
9月29日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、くるみ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミンナノユメミノルに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。
10月23日、中2週で迎えた16戦目は、大福山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のマイネルロッシュに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。
12月15日、中7週で迎えた17戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
5歳（2024年）
1月15日、中3週で迎えた18戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。
デビュー前
川島正一厩舎（船橋）へ入厩。
2月10日、中3週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイムモーメントに9馬身の差をつけて制した。
3月8日、中3週で迎えた20戦目は、カモミールマイル（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、ノットリグレットに交わされて4馬身差の2着に敗北した。
3月26日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。
6月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、桑島孝春記念（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。
7月25日、中3週で迎えた23戦目は、天下無双特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。
8月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、濃溝の滝賞（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい4着に敗れた。
9月19日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の祝月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。
10月29日、中5週で迎えた26戦目は、大福山特別（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。