ラバニーユ（2012年生、母スパンゴールド）

ラバニーユ（2012年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バニラ（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時14歳）と交配したスパンゴールドが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土居牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着4回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2017年の妙見山特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

2月15日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月24日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったディリジェンテにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

8月1日、中6週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたコルヌコピア決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたトーホウスペンサー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月19日、中9週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルクレイモアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインハインズに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月31日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデトロイトカフェに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2016年）

4月3日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

5歳（2017年）

3月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のチカリータに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月21日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したリンガスウーノにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月5日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた25戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙見山特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダンツゴウユウを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6歳（2018年）

2月4日、中6週で迎えた26戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた28戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた30戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。