スズカウインダー（2009年生、母サンウインダー）

スズカウインダー（2009年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時8歳）と交配したサンウインダーが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方20戦7勝2着3回。2012年のMRO金賞(地方重賞)に勝利した他、2012年の園田クイーンセレクション(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月11日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のパワーミントに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのバトルプラン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアルデバラン賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのTHEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したハテンコウを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の萩原雪歩誕生日記念2011（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたオカノビジン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2012年）

1月6日、中1週で迎えた11戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイレディを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

2月17日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の駒鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヴィグラスサウンドを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4月18日、中3週で迎えた15戦目は、キンセンカ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディープフィールドに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月1日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマーメイドジャンプに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた18戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマコトカリバーンを半馬身振り切って優勝

7月13日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマーメイドジャンプをアタマ差振り切って勝利をモノにする

8月21日、中5週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイプリンスに2馬身半の差をつけて制した。

9月16日、中3週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた23戦目は、地方重賞のマイル争覇（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた24戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の福山牝馬特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。