マイネルロカビリー（1990年生、母ダービーヒル）

マイネルロカビリー（1990年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシヤイニングナイト（当時19歳）と交配したダービーヒルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は（有）ダービースタッド。戦績は、中央平地37戦3勝2着3回。1992年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稗田敏男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

7月11日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクイックアクティーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉孝士騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で徳吉孝士騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で徳吉孝士騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3歳（1993年）

9月25日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は9戦連続で徳吉孝士騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた10戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のビクトリーマッハに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

12月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、最後はダブルアクセルと並んで5着同着となった。

4歳（1994年）

1月8日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井千明騎手（7戦1勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月17日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の’94中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャコーバリアントに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったワイルドステップにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（11戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヨシサルートをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

8月27日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（13戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の多摩川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（14戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（15戦2勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したトロットサンダーにクビ差届かず2着となった。

12月25日、中2週で迎えた29戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’94ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（1995年）

1月22日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（16戦2勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（17戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた32戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下の’95中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はスリーダイヤモンドと並んで5着同着となった。

6月18日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。