アンダープロミス（2016年生、母カーヴィシャス）

アンダープロミス（2016年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「控えめな約束」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロジユニヴァース（当時10歳）と交配したカーヴィシャスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月6日、デビュー戦はF.ミナリク騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタマノカイザーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月3日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のポルタメントに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

4歳（2020年）

8月30日、約9か月半の休み明けで迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの苫小牧特別（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5歳（2021年）

2月13日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4月6日、中6週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、卯の花月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシュバルツリッターを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月25日、中4週で迎えた9戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したレアリザトゥールに半馬身届かず2着に敗北した。

6月18日、中2週で迎えた10戦目は、短夜特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したオールザベストにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月30日、中5週で迎えた11戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプロシージャーを上がり2位の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月27日、中3週で迎えた12戦目は、秋風月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストームドッグに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

9月22日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた14戦目は、チカバのイナカ、アナタのアナバ愛川町杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6歳（2022年）

2月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、しずおか早春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったグランコージーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月4日、中3週で迎えた16戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた17戦目は、天皇杯連覇おめでとう記念（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた18戦目は、アルデバラン賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた19戦目は、麦日和特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた20戦目は、江戸切子特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（11戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、紫苑賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（12戦3勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた22戦目は、薄紅葉特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（13戦3勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた23戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（14戦3勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月12日、中4週で迎えた24戦目は、川崎競輪の絶対エース!郡司浩平記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。