アートパシフィック（1994年生、母ナイスパシフィック）

アートパシフィック（1994年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時22歳）と交配したナイスパシフィックが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、地方44戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の神無月特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

飯野文明厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1997年）

10月31日、デビュー戦は澤佳宏騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は510kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルブライトに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワキシュウに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1998年）

1月23日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたエムジーロングラン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月17日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C2六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で澤佳宏騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で澤佳宏騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で澤佳宏騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で澤佳宏騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエムティドライバーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月11日、連闘で迎えた11戦目は、神無月特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で澤佳宏騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のザレストランに1馬身半の差をつけて制した。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で澤佳宏騎手（11戦4勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で澤佳宏騎手（12戦4勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で澤佳宏騎手（13戦4勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で澤佳宏騎手（14戦4勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5歳（1999年）

1月1日、中0週で迎えた16戦目は、若水特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で澤佳宏騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、世田谷区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で澤佳宏騎手（16戦4勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた18戦目は、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で澤佳宏騎手（17戦4勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた19戦目は、杉並区特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で澤佳宏騎手（18戦4勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、春分特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1九十（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（19戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた22戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

11月1日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2二ア（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた24戦目は、山茶花特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で工藤伸輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

6歳（2000年）

1月27日、中9週で迎えた25戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤伸輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた26戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2六ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間光雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2五イ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は工藤伸輔騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた29戦目は、堂山直樹騎手を鞍上に迎えて、定山渓ビューホテル特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた31戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、シャクシャイン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた32戦目は、豊平川特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた33戦目は、星置川特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は国信満騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のレグルス特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた35戦目は、ヒヤデス特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は堂山直樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた36戦目は、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堂山直樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた37戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般（益田ダート1350m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた38戦目は、上田浩喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般（益田ダート1350m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノシャルダンから1馬身差の2着に敗北した。

12月10日、連闘で迎えた39戦目は、ハンデ戦の持石特別（益田ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の一般（益田ダート1350m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアナザーマインドから1馬身半差の2着となった。

7歳（2001年）

1月2日、連闘で迎えた41戦目は、ハンデ戦の初春特別（益田ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビハインザブラックから2馬身半差の2着に敗北した。

1月21日、中2週で迎えた42戦目は、ハンデ戦の持石特別（益田ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた43戦目は、一般（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は上田浩喜騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた44戦目は、一般（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田浩喜騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。