ユウキソルジャー（2009年生、母オースミエルフ）

ユウキソルジャー（2009年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦う勇士」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンダンス（当時7歳）と交配したオースミエルフが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）高橋ファーム。戦績は、中央平地16戦4勝、地方16戦0勝。2012年の菊花賞(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2012年）

3月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクリフパレスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズトゥルーを上がり1位の末脚で半馬身差し切って2勝目をゲットした。

6月9日、中2週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマッキーバッハを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦2勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では生来の闘争心でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

10月21日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦2勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2013年）

2月23日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカレンミロティックに1馬身1/4の差をつけて制した。

5歳（2014年）

10月11日、約17か月半の休養明けで迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月22日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（水沢ダート1800m 雪/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6歳（2015年）

4月27日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、桜花特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた19戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞のかきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月6日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、七夕特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から32kg絞って迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月14日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、仲秋特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた26戦目は、神無月特別（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月23日、中5週で迎えた27戦目は、初冬特別（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は木村暁騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた28戦目は、冬至特別（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月31日、中0週で迎えた29戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、2015ファイナル特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月20日、中9週で迎えた31戦目は、奥州商工会議所杯（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、希望郷いわて国体開催記念洋野町賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。