ヒカリクレバー（1998年生、母ホクトクレバー）

ヒカリクレバー（1998年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時9歳）と交配したホクトクレバーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2001年の北関東リーディングジョッキーズカップ(一般C4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北斗牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、當山隆則によって1,312.5万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

2月25日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

9月30日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月22日、中7週で迎えた5戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C5ヌ（足利ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のツジアモルファスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンタニガワに8馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月28日、中2週で迎えた7戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、北関東リーディングジョッキーズカップ（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンスキーに6馬身の差をつけて制した。

4歳（2002年）

1月6日、連闘で迎えた8戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンアロマに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のウメノパートナーに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズオドリコからクビ差の2着に甘んじた。

2月16日、中1週で迎えた11戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったリンドアローから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアルマーダホウザンから5馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた13戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノダイダッソウから1馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた14戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木正騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた15戦目は、一般C3（足利ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木正騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったササノポリシーから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月26日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木正騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリデンバーから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木正騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月21日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、コスモス特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木正騎手（12戦4勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトナイルをクビ差制して1着ゴールを果たした。

10月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タケルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサイレンスアスカに2馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

12月15日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケルに3馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

5歳（2003年）

1月3日、中2週で迎えた22戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた23戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

8月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた27戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた28戦目は、九千部賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた29戦目は、秋涼特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月23日、中7週で迎えた30戦目は、師走特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

6歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた31戦目は、新春特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた32戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。