サンワードダンク（2001年生、母ヤマノタチバナ）

サンワードダンク（2001年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋感謝（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したヤマノタチバナが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、地方33戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年のアーバンステージオーガスト賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

藤村和生厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2004年）

6月4日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスワキシャトルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月10日、連闘で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のザビックスカイに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフジタカベストに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月6日、中5週で迎えた4戦目は、3歳戦の夕顔特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2005年）

3月23日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤシロタイコーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って制した。

5月9日、中4週で迎えた7戦目は、巣鴨特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトロットテイオーに4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

6月8日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のクオリアをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月11日、中4週で迎えた9戦目は、夕凪特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイガノビバに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月1日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦のベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクトゴッテスに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月29日、中3週で迎えた11戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（8戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトウショウボンバーに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月7日、中5週で迎えた12戦目は、オパール賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（9戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5歳（2006年）

5月8日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（10戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワイルドフレイバーをクビ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

6月8日、中3週で迎えた14戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（11戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（12戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったフジノウェーブに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（13戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた17戦目は、涼風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（14戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジノウェーブに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中3週で迎えた18戦目は、アーバンステージオーガスト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（15戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルトイフェルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

10月4日、中4週で迎えた19戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（16戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、’06メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で的場文男騎手（17戦10勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6歳（2007年）

9月20日、約11か月半の休み明けで迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、カシオペア賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた23戦目は、フォーマルハウト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に敗れた。

12月15日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、ソングオブウインド賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7歳（2008年）

1月6日、連闘で迎えた26戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、奥州市職員奥馬の会会長杯（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月6日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた29戦目は、ホテル東日本盛岡杯（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた30戦目は、盛岡花火の祭典レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた31戦目は、一般A一（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた32戦目は、がんばろう!洋野レース（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の青藍賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。