バタースコッチ（2008年生、母リトルブレッシング）

バタースコッチ（2008年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「菓子名。母母母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエアジハード（当時13歳）と交配したリトルブレッシングが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方35戦8勝2着7回。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

3歳（2011年）

3月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5月8日、中6週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月21日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

9月23日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた7戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクゴーオンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったラッキーバニヤンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るレオパレードを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をゲットした。

11月19日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、1部昇格記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦2勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

11月27日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマドンナスマイルを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

12月3日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のキンタロウチャンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリワードアリオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタケショウデオを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

12月31日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニシノコンドコソを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を掴み取った。

4歳（2012年）

1月8日、連闘で迎えた16戦目は、田野町ドンド焼き特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（9戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた17戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で倉兼育康騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったリワードアリオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉兼育康騎手（11戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ケイエスキセキにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で倉兼育康騎手（12戦6勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

2月27日、中0週で迎えた20戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で倉兼育康騎手（13戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ケイエスキセキに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月3日、連闘で迎えた21戦目は、流星の貴公子特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で倉兼育康騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒロカミヒメを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた22戦目は、熊本で頑張れ日高特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で倉兼育康騎手（15戦6勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた23戦目は、島崎遥香生誕記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で倉兼育康騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、キンタロウチャンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月1日、連闘で迎えた24戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（17戦6勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（18戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミナミゼファーを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って7勝目を奪取した。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、たけのこの土佐煮特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（19戦7勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（20戦7勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（21戦7勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（22戦7勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた31戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワキノレジェンドを3/4馬身振り切って8勝目を獲得した。

7月13日、中1週で迎えた32戦目は、高知アイスクリン特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（23戦7勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた33戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた34戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた38戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた39戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた40戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、ホークス杯（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。