マッテンタルト（2012年生、母フランダース）

マッテンタルト（2012年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランダース地方に伝わる伝統的なケーキ。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したフランダースが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦5勝2着9回。主な勝ち鞍は2017年の「平取すずらん」特別(一般C13 C21)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,300万円（6.5万×200口）で一口馬主が募集された。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月15日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月15日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

9月24日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、優駿浪漫街道日高本線賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るクインズメンテを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、様似町アポイ山荘賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るハヤブサライデンを鬼脚でクビ差だけ差し切って順当に勝利した。

12月12日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4歳（2016年）

2月14日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月20日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったアベニンバードに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のモエルアをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、新冠町サラブレッド銀座賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、中富良野町観光リフト運行特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、グランロディアに半馬身交わされて2着となった。

6月30日、中1週で迎えた14戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、くちなし特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

8月16日、中6週で迎えた15戦目は、平取町商工会長特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた16戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた17戦目は、優駿の里「安平町チーズ」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、ししゃもとやまべ日高町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（8戦3勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた20戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、静内産米「万馬券」特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、ひいらぎ特別（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5歳（2017年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山本咲希到騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたローレンアイザック決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた23戦目は、水仙特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったニシケンイチリンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、楽天競馬10周年記念賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアザレンカを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月28日、中4週で迎えた25戦目は、アヤメ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライティアギャルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、ひまわりの町ほくりゅう特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ハヤブサザムライに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた27戦目は、ダノンシャーク賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったオリヒメにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた28戦目は、「平取すずらん」特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るポリカを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

8月22日、中1週で迎えた29戦目は、ほくほく祭りINまっかり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブレインハートに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中3週で迎えた30戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた31戦目は、優駿の里「安平町雪だるま」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた32戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキリンタイムにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた33戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（13戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。