レガシーチャージ（1986年生、母ヤマノサミー）

レガシーチャージ（1986年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時9歳）と交配したヤマノサミーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。戦績は、中央平地25戦5勝2着2回、地方24戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月15日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた5戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のマルサンホマレに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4歳（1990年）

7月21日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウエイチャペルを強烈な末脚で半馬身差し切って久々の一戦を制した。

8月18日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンカツラオを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

9月9日、中2週で迎えた11戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず18着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦2勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5歳（1991年）

1月13日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のダイイチキタヤマをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

2月16日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた18戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のビコーカチドキに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4月21日、連闘で迎えた20戦目は、メルボルントロフィー（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月29日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のTUF杯（福島芝1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メドレーに3/4馬身交わされて2着となった。

7月28日、中3週で迎えた23戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月20日、中9週で迎えた25戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったキョウエイスワットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6歳（1992年）

4月5日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、川野勇馬騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた27戦目は、一般A1（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野勇馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月28日、中7週で迎えた28戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高知ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた29戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた30戦目は、一般A1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた31戦目は、珊瑚冠賞（高知ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸梶由則騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた32戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A1（高知ダート1800m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた33戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた34戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1993年）

3月29日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた36戦目は、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸梶由則騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた37戦目は、一般B1（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は川野勇馬騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた38戦目は、坂本一仁騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月26日、中8週で迎えた39戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグリンターフルに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた40戦目は、よさこい特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた41戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタップオンレデイに2馬身の差をつけて優勝

8歳（1994年）

1月17日、約4か月半の休養明けで迎えた42戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニシケンロイヤルに4馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

6月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた43戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のサニードリームに8馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

7月16日、中2週で迎えた44戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた45戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマリンジョイナーからクビ差の2着に甘んじた。

9月12日、中3週で迎えた46戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた47戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナエボオルフェから半馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中4週で迎えた48戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロルベーアクランツから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中4週で迎えた49戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は戸梶由則騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったモモフジコーから2馬身差の2着となった。