イノセントアピール（1998年生、母タカノショール）

イノセントアピール（1998年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサマーサスピション（当時6歳）と交配したタカノショールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）東栄牧場。戦績は、中央平地29戦0勝2着2回、地方15戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の福寿草特別(一般B3)。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

6月30日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したジーガーユタカオーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月2日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2002年）

1月17日、中5週で迎えた4戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4チ（足利ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノブレーブに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月15日、中5週で迎えた6戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、霧降賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた7戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタキノアルダンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月9日、中6週で迎えた9戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた10戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた15戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた16戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したマイネルジェムを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート2300m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

5歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月23日、連闘で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月6日、中1週で迎えた24戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた26戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた27戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた28戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6歳（2004年）

3月28日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた30戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下の紫雲寺特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月15日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた35戦目は、秋風特別（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーアヴイゴールから2馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた36戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、くるみ特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた37戦目は、ニューオリンズ特別（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノダイダッソウから半馬身差の2着に敗北した。

11月20日、連闘で迎えた38戦目は、立冬特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた39戦目は、常陸牛特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2005年）

1月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、成人の日特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月21日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた41戦目は、ガーネット特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた42戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のファーストロードをアタマ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

2月19日、中1週で迎えた43戦目は、フェブラリー特別（宇都宮ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた44戦目は、タケデンマンゲツ特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーアヴイゴールから1馬身半差の2着となった。