マヤラブリー（1994年生、母パワーショウコ）

マヤラブリー（1994年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデュラブ（当時12歳）と交配したパワーショウコが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、中央平地39戦4勝2着2回。1997年のアネモネステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

2月23日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のプリオールワールドに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月15日、中2週で迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月6日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月4日、連闘で迎えた10戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた12戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したペトラに半馬身届かず2着となった。

11月30日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のドクターノーヴァに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月7日、中7週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5歳（1999年）

3月28日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサイレントレガシー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月23日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、E.ライ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’99アジアジョッキーズ（2）（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた21戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトップギアに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタマモシークレットを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月29日、中3週で迎えた25戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武英智騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

6歳（2000年）

1月23日、中4週で迎えた31戦目は、5歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（11戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（13戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた34戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（15戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月26日、約8か月半の休養明けで迎えた36戦目は、アンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（16戦1勝）。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井学騎手（17戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

7歳（2001年）

2月3日、中5週で迎えた38戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。