トーホウドンファン（2003年生、母タイキスプラッシュ）

トーホウドンファン（2003年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋色事師（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のトーホウキング（当時8歳）と交配したタイキスプラッシュが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地8戦1勝、地方37戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るカイテキネオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（2006年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月21日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなでしこ賞（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた7戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた11戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヒメツバキを半馬身振り切って雨下の戦いを制した。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4歳（2007年）

1月8日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニホンピロゼンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリームカーニバルを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月17日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた20戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉淳志騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、ホテル紫苑カップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトキオパーフェクトを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月17日、中2週で迎えた24戦目は、駒形賞（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月27日、中0週で迎えた25戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般A2一（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメタモルキングを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

9月30日、中2週で迎えた27戦目は、一般A2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（15戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉淳志騎手（16戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般A2一（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で千葉淳志騎手（17戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた30戦目は、白神賞（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた31戦目は、一般A2一（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（18戦3勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月31日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた32戦目は、オッズパーク賞（水沢ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（19戦3勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5歳（2008年）

5月3日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2二（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（20戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンペティアンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って5勝目を奪取した。

6月28日、中1週で迎えた37戦目は、ジューンカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（21戦4勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月28日、中3週で迎えた38戦目は、盛岡さんさ踊りレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（22戦4勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた39戦目は、前沢夏まつりレース（水沢ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた40戦目は、えさし藤原の郷萩祭りレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた41戦目は、安比温泉レース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた42戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた43戦目は、JBIS賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤスノコミューンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた44戦目は、岩谷堂箪笥レース（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた45戦目は、黒豆入り味付け餅レース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモクルトゥーラを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。