パラダイスタイガー（1998年生、母バッテンコマチ）

パラダイスタイガー（1998年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワカオライデン（当時17歳）と交配したバッテンコマチが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パラダイス・ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、中央障害1戦0勝、地方25戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のマルチステッキ特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

浜村恵厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2000年）

11月24日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファインカフェに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2001年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーセカンドに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月23日、中8週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月16日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた5戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

11月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から47kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦の駒競特別（浦和ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマネキホースをクビ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

12月4日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた7戦目は、寺内一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1五イ（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月30日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺内一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

4歳（2002年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1三イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタイキヴィンテージに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1二イ（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた11戦目は、春暖特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

10月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、両神山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、トップギャラントに交わされて4馬身差の2着となった。

11月12日、中4週で迎えた13戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C1二イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のシゲヨシに2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラヴレミーナに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月16日、中2週で迎えた15戦目は、間瀬湖特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のジェラシックキセキを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2003年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3三（浦和ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、カミナリマジックに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中3週で迎えた17戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコウノテイオーに2馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

6月6日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦のロマンティックナイト賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（6戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた20戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田大騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた21戦目は、三峰山特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡田大騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったミサトスパーキングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月4日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の見沼特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡田大騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ニセンネンノオトコに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中6週で迎えた23戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岡田大騎手（10戦4勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニシノダビンチに1馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

10月14日、中2週で迎えた24戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で岡田大騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のロミオダンスをハナ差振り切って雨中の戦いを制した。

11月21日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のクリスマス特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（12戦6勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6歳（2004年）

5月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。