ロックスビスティー（2006年生、母ウエストローズ）

ロックスビスティー（2006年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロックミュージック＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時10歳）と交配したウエストローズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の安芸釜あげちりめん丼特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上欽哉から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、村上欽哉牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、備前屋によって630万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月30日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/不良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

7月29日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、3歳戦のマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに29kg増やして迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般E10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、リワードプレザンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月20日、連闘で迎えた5戦目は、一般Eホ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタグロッキーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた6戦目は、優花4歳お誕生日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウタクミに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月17日、連闘で迎えた7戦目は、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のクリノハッピーに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月7日、中2週で迎えた8戦目は、荒磯特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタグロッキーに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、五十路にも愛を特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアートオブワールドに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジャルダンドゥロゼに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般E1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリノハッピーに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月3日、連闘で迎えた12戦目は、鯨潮吹く太平洋特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドメニカを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦7勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のブリットレーンに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5月15日、中3週で迎えた14戦目は、天狗高原特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラコマンドを豪快な末脚で半馬身差し切って貫禄の8連勝を決めた。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（11戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモルフェキープオフに3馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

6月26日、中3週で迎えた16戦目は、龍馬も泳いだ鏡川特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（12戦10勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のディーエスルーラーに3馬身の差をつけて10連勝を達成した。

7月17日、中2週で迎えた17戦目は、安芸釜あげちりめん丼特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で赤岡修次騎手（13戦11勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のディーエスルーラーに2馬身半の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で赤岡修次騎手（14戦12勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、フジヤマラミレスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月21日、中2週で迎えた19戦目は、中屋・澤田復活祝特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で赤岡修次騎手（15戦12勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のハシレポピーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、龍馬まつり特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で赤岡修次騎手（16戦13勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた21戦目は、土佐勤王の志士特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で赤岡修次騎手（17戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。