クールネージュ（1996年生、母クールアライヴァル）

クールネージュ（1996年3月14日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時11歳）と交配したクールアライヴァルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地23戦5勝2着3回、地方1戦0勝。1999年の葵ステークス(オープン)に勝利した他、2001年のBSN賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレインボウスズランに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーホールデンに5馬身の差をつけて制した。

5月16日、中4週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスリーサンナイナーに1馬身半の差をつけて制した。

6月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（3戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた6戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた7戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた8戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4歳（2000年）

6月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上900万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた10戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、エピグラフに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のルクソールクレンに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月2日、中2週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のBSN賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5歳（2001年）

1月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、サウスヴィグラスに交わされて8馬身差の2着となった。

3月11日、中4週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のマイニングテスコに2馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

6月10日、中6週で迎えた19戦目は、UHB杯（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

9月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ゲイリーコンドルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月29日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

11月18日、中6週で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

12月8日、中2週で迎えた23戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

6歳（2002年）

1月6日、中3週で迎えた24戦目は、G3のガーネットステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。