ラガーペンダス（1989年生、母サンセイペンダス）

ラガーペンダス（1989年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロモンスニー（当時9歳）と交配したサンセイペンダスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の天王山特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

4月5日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカミノグリーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず17着に敗れた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコンコルドシチーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた4戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイアイピジョンを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

10月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイカツブランドをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（1993年）

1月9日、中8週で迎えた9戦目は、雅ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月16日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤井正輝騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のノーベルスターを3/4馬身振り切って制した。

8月29日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた16戦目は、太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5歳（1994年）

5月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、山元久巳騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月3日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた19戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1995年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、スプリングカップ（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスライトオーに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。