スリーブラボー（1999年生、母シリネラカツヒメ）

スリーブラボー（1999年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したシリネラカツヒメが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地33戦3勝2着3回、中央障害13戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年のニセコ特別(500万下)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

3歳（2002年）

2月3日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したワイドレシーバーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグッドを上がり3位の末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

4月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月8日、中2週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

11月2日、中4週で迎えた12戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月23日、中2週で迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

4歳（2003年）

5月11日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。4着に入った。

6月14日、中4週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したマキハタグルーオンにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月12日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったエアリングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチチンプイプイに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2004年）

5月16日、約7か月半の休み明けで迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

6月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のステキステキに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月3日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

10月3日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月14日、中5週で迎えた26戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

6歳（2005年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた30戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた32戦目は、’05メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターユニコンから1馬身半差の2着となった。

12月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2006年）

1月22日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったモガリブエからアタマ差の2着に惜敗した。

2月26日、中2週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で小坂忠士騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングゲントから4馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で小坂忠士騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で小坂忠士騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は10戦連続で小坂忠士騎手（9戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグファントムに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8歳（2007年）

1月27日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた41戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で小坂忠士騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月10日、中1週で迎えた42戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は12戦連続で小坂忠士騎手（11戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。14着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた43戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で小坂忠士騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。5着を確保した。

3月18日、中2週で迎えた44戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は14戦連続で小坂忠士騎手（13戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月20日、中8週で迎えた45戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

9歳（2008年）

7月13日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた46戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた47戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。