ミキノウインク（2009年生、母ピュアパッション）

ミキノウインク（2009年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ウインク」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時15歳）と交配したピュアパッションが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。戦績は、中央平地8戦0勝、地方29戦9勝2着3回。2012年のひまわり賞(牝地方重賞)に勝利した他、2013年のヴィーナススプリント(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本智広から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、広松重信によって105万円で落札された。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、谷口久和によって231万円で落札された。6歳のとき、杉浦和也から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。同年、シグラップ・マネジメントから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月16日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は410kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた2戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3歳（2012年）

1月15日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた9戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトミケンクッカにクビ差届かず2着となった。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したサダルスードを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブランドハーバーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセントトーマスに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月29日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエディングサクラに約10馬身の大差をつけて3勝目を手にした。

9月3日、中4週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（門別ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は上田健人騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた16戦目は、秋祭り特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のラトゥールブリエに3馬身の差をつけて4勝目を収める

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、品川区特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のイカルスに3馬身の差をつけて5勝目を収める

4歳（2013年）

3月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、うみへび座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上田健人騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた19戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上田健人騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で上田健人騎手（8戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったヴェリーハードにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中5週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、アレキサンドライト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、スーパームーン賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月21日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞のフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は上田健人騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルナロッサに9馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

8月18日、中3週で迎えた24戦目は、横手やきそば四天王決定戦レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホクキングに約11馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

9月2日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞のヴィーナススプリント（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアラマサコマンダーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月28日、中5週で迎えた27戦目は、アサクサキングス賞（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンボルケーノを豪脚でハナ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

11月10日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の絆カップ（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（6戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた29戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北上川大賞典（水沢ダート2500m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5歳（2014年）

4月14日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた31戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のシアンモア記念（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞のあすなろ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月7日、中5週で迎えた33戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、七夕特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定地方重賞のフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は上田健人騎手（10戦4勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた35戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（11戦4勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（12戦4勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた37戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のOROカップディスタフ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。