アメリカンスピン（1995年生、母ユウワミツコ）

アメリカンスピン（1995年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時9歳）と交配したユウワミツコが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大林ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方23戦3勝2着6回。1998年の高崎オークス(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

法理勝弘厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（1997年）

6月29日、デビュー戦は久保田政弘騎手を鞍上に据えて、馬体重は476kg。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた2戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルエンデバーから6馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた4戦目は、鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のカリナンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、中5週で迎えた6戦目は、2歳戦の雷電特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったビックピットから半馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田政弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（1998年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、4歳（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で久保田政弘騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月25日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、4歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で久保田政弘騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の高崎皐月賞（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は久保田政弘騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月5日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアステリフォードから3/4馬身差の2着となった。

8月9日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の高崎オークス（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月30日、中2週で迎えた15戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のシンデレラ特別（足利ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったレピドールから3馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のしもつけオークス（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は工藤勉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のしもつけ菊花賞（宇都宮ダート2600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（1999年）

3月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた19戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田村宏之騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた25戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、’99フェイスフルレイン特別（1）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月5日、中2週で迎えた26戦目は、フレンドリーカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダーライデンに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月27日、中2週で迎えた27戦目は、’99フレンドリーサドル特別（3）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた30戦目は、’99フェイスフルレイン特別（4）（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたフォトプラス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月16日、中5週で迎えた31戦目は、’99フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフェスティブシーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた32戦目は、ターコイズスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた33戦目は、マルチホース特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るネイタルスターを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2000年）

1月6日、中2週で迎えた34戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。