トウカイチェッカー（2009年生、母エンジェルスイート）

トウカイチェッカー（2009年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋市松模様」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウオウドウ（当時14歳）と交配したエンジェルスイートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害2戦0勝、地方28戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C2-8。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、内村正則によって714万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月4日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

5月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた7戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレオキングダムに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトートアフィシオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドマイスターに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月1日、中3週で迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

4歳（2013年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた13戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた14戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラウンガルーダを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアイスウィッチを3/4馬身振り切って順当に勝利した。

5歳（2014年）

1月3日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキュウジツジュリアを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

2月2日、中3週で迎えた19戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

2月11日、連闘で迎えた20戦目は、ファンタスティックカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦3勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた21戦目は、なでしこチャレンジカップ第1戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた22戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のスズカアイキューに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月20日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（5戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヨドノブラボーを半馬身振り切って勝利をモノにする

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、サンダーバードに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームルーツに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のダイワボルドーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月28日、中1週で迎えた28戦目は、風待月特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（7戦5勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた29戦目は、半夏生特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（8戦5勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた30戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた31戦目は、立秋特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月19日、中0週で迎えた32戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、処暑特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた33戦目は、十五夜特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したプロフェシーにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月14日、連闘で迎えた34戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（9戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスプリングスワン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月5日、中2週で迎えた35戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったワンダーエターナルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、サンダーバードに3/4馬身交わされて2着となった。

11月9日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（10戦5勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルピルグリムを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って10勝目を達成した。

12月27日、中4週で迎えた39戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（11戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。