スマートジュメイラ（2010年生、母ナムラトレジョリ）

スマートジュメイラ（2010年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ドバイの居住地域」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートカイザー（当時10歳）と交配したナムラトレジョリが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害1戦0勝、地方32戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、いとう牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月27日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモアオイを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4月29日、中0週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメモリーガイに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月9日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦の祝愛知県馬主協会50周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミドリヒメに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサメノコキックに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のしんすけ☆ゆかり結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた13戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（2014年）

1月26日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

5月23日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた16戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、スリーエアウィークに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、秋山優花里殿・誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカミノフローレンスに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月13日、連闘で迎えた18戦目は、祝OS☆U清里千聖21歳生誕（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフューリアイズに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月23日、中0週で迎えた19戦目は、かに座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、大銀杏賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマツカゼグリーンに5馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた23戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤチヨザクラに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、秋ナス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったバルバドスブルーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた26戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた27戦目は、カケス賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったタイガーティアラに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた28戦目は、鉢叩賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた29戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1十一 C2五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5歳（2015年）

1月21日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた33戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた34戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた35戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二 C3一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた36戦目は、松崎正泰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた37戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二 C3一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた38戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、本物が生きる街すみだ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた39戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一 C3一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた40戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2十六十七十八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋昭平騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた42戦目は、一般C2十六 C3一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋昭平騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。