モリトシンシン（1998年生、母フリートラヴリネス）

モリトシンシン（1998年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時21歳）と交配したフリートラヴリネスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地24戦0勝、地方17戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年のラベンダー特別(一般B2以下)。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月23日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に敗れた。

9月2日、中5週で迎えた2戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3歳（2001年）

1月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2002年）

3月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシャディンに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、一般C4（高崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンタニガワに3/4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月26日、中2週で迎えた16戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のキママムスメに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のレディメロディに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3 C4（高崎ダート1330m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニューイヤーズイブに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、ラベンダー特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバスマップに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月2日、中6週で迎えた20戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバスマップに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月5日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月27日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた23戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（5戦5勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず最後はカフェジュピターと並んで6着同着となった。

5歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4月5日、中9週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた28戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

8月23日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた32戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6歳（2004年）

4月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた33戦目は、草木湖特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイブランカに3/4馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月5日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた34戦目は、チャレンジカップ（高崎ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイエスビッグから1馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた35戦目は、両毛特別（高崎ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウキュウオーからアタマ差の2着に甘んじた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた36戦目は、ラベンダー特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のタガジョーサンダーに5馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

8月15日、中6週で迎えた37戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、トパーズカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月19日、中5週で迎えた39戦目は、両毛特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた40戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、師走賞（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2005年）

2月19日、中6週で迎えた41戦目は、フェブラリー特別（宇都宮ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（11戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。