スパイクラベンダー（2010年生、母キャッツ）

Spike Lavender

2010.04.08

スパイクラベンダー（2010年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花名、花言葉は『期待』」。毛色は鹿毛。種牡馬のHenrythenavigator（当時5歳）と交配したキャッツが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方17戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳C1二。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月23日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は404kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月4日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2013年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4月13日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の達人の技 南部鉄器レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったラプターリオレウスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた10戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のもりおか短角牛レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

6月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳C1四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマノングラスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月1日、連闘で迎えた15戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったサクラゲルダに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の東北楽天ゴールデンイーグルス賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトチノエリザベスに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月15日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモフレイムに交わされて1馬身差の2着となった。

11月11日、中5週で迎えた21戦目は、一般C1八（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインマスカットを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月24日、中1週で迎えた22戦目は、前沢牛杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた23戦目は、ワタツミライトレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた24戦目は、花菜好き胡蝶蘭レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた25戦目は、相馬野馬追レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原俊吏騎手（13戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラプターリオレウスを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を収める