マストハブ（2007年生、母ジョウノカトリーヌ）
Must Have
2007.04.20
マストハブ（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「必需品」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時23歳）と交配したジョウノカトリーヌが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地35戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の雅ステークス(1600万下)。
経歴
デビュー前
笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2009年）
11月7日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。
11月21日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジャポニズムを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。
12月26日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。
3歳（2010年）
1月30日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。
3月27日、中7週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。
4月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。
5月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。
9月4日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファイアレッドを半馬身振り切って2勝目を挙げた。
9月26日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。
10月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のハギノリベラに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。
4歳（2011年）
1月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキクノアポロを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って4勝目をマークした。
2月12日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。
4月24日、中9週で迎えた13戦目は、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。
5月22日、中3週で迎えた14戦目は、G2の東海ステークス（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。
12月17日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（8戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。
5歳（2012年）
1月28日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（9戦4勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。
4月8日、中9週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（10戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。
5月5日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（11戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。
5月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（12戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。
6月9日、中1週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。
6月30日、中2週で迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。
10月8日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（13戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。
11月17日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（14戦4勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
12月8日、中2週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。
6歳（2013年）
1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。
1月26日、中2週で迎えた26戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
2月17日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったユーロビートにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。
3月10日、中2週で迎えた28戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエアハリファを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
4月7日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。
5月5日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（15戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。
10月20日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。
11月2日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の晩秋ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。
11月30日、中3週で迎えた33戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2013ゴールデン ブライドル トロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
7歳（2014年）
1月5日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。
1月18日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（16戦4勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。