リコーデリンジャー（2015年生、母シマノタカラチャン）

リコーデリンジャー（2015年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時18歳）と交配したシマノタカラチャンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はリコーファーム。戦績は、地方10戦2勝2着2回。2017年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で3着に入った他、2017年のウィナーズチャレンジ4で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島洋人厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

6月28日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るココアキャンディを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したヨシノファルコンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2018年）

6月25日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夏椿特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のソロムコに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

8月3日、中5週で迎えた8戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のりょうくん特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月6日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、一般B3四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた10戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したペネトラーレを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2019年）

1月23日、中3週で迎えた11戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月4日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はペネトラーレと並んで1着同着となった。

6月27日、中2週で迎えた13戦目は、明日もエキサイティングリレー賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2二三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、ドリームナイト賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、琉球新報賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般B2四五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したシガーヲスウオトコに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月31日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン2020賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2020年）

1月21日、中2週で迎えた20戦目は、ローズマリー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月1日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、清水坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月10日、中5週で迎えた23戦目は、一般B2六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジョリスヴェニールをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

2021年1月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。